ベルばら誕生50年!時を超えて魅了する作品
こんにちは 小後舞真です。
現在日本には、数多くの漫画作品が存在します。
その中でも少女漫画は、多くの女性読者を魅了してきました。
特にベルサイユのばらは、時代を越えて年代が変わっても読み継がれている作品です。
そこで今回は、そんなベルサイユのばらの魅力について解説していきます。
そもそもベルサイユのばらとは?
早速ベルサイユのばらの魅力について語りたいところですが、人によってはベルサイユのばらについてしらないこともあるでしょう。
そこでまずは、魅力について解説する前にベルサイユのばらの概要とあらすじについて解説します。
ベルサイユのばらの概要
ベルサイユのばらは、2022年で誕生50周年を迎えました。
通称「ベルばら」とも言われています。
50周年を記念して東京と大阪では、漫画原稿の展示会『ベルサイユのばら展2022』が行われています。
タイトル:ベルサイユのばら
著者:池田理代子
出版社:集英社
掲載雑誌:マーガレット
連載期間:1972年~1973年
巻数:旧版単行本全10巻・新エピソード全4巻・外伝 -上下巻・ 集英社漫画文庫全10巻・コンビニ版全6巻
コンビニ版全4巻・愛蔵版全2巻+外伝全1巻・文庫版全5巻・完全版全9巻・Kids全7巻
池田理代子デビュー50周年&連載開始45周年豪華限定版全7巻
それ以前にも40周年イベントを行なったり、文庫版や完全版のコミックを販売したことで多くの人に長く読み継がれています。
50年経ってもファンに愛される少女漫画は、そう多くありません
少女漫画と言えばで思い浮かべる人はいまだに多いみたいだよ
ベルサイユのばらのストーリー
ベルサイユのばらは、フランス革命の史実をもとに描いたラブストーリーです。
主人公のオスカルは、王家に代々使える将軍家の末娘でした。
しかし男の子が欲しかった父親は、オスカルを男性として軍人となるように育てました。
一方でもう一人の主人公マリー・アントワネットは、フランスと同盟を結ぶためにオーストリアから政略結婚させられます。
そこで出会った二人は、フランス革命の渦に巻き込まれて運命に翻弄される物語です。
男として生きなければいけないオスカルと、愛がない結婚をして本当の愛を求める二人の葛藤をお楽しみ下さい。
ベルサイユのばらの登場人物は、架空の人物と実在の人物が混ざって登場します。
例えばオスカルは、架空の人物です。
一方のマリーアントワネットは、実在の人物です。
それによって、歴史を学びつつも歴史には載っていない事を想像したり体験できる作品です。
ベルサイユのばらの魅力
ベルサイユのばらがどんな話なのかは、ざっくりではあるもののお分かり頂けたかと思います。
しかしこれでは、ただの恋愛漫画だと思われるかもしれません。
実はベルサイユのばらが長年読まれているのは、恋愛模様だけが原因ではありません。
そこでここからは、ベルサイユのばらの魅力について解説します。
ここからは、個人の感想が含まれている事をご了承ください。
男装女性の火付け役
ベルサイユのばらの魅力と言えば、何と言ってもかっこいいオスカルの男装姿です。
現代には、漫画やアニメに登場する男装キャラはたくさんいます。
オスカルは、その火付け役となった人物と言っても過言ではありません。
作中でオスカルが同性にモテる描写がありますが、読者も同じ気持ちになった人が多いようです。
余談ですが少女漫画の男装の発祥は手塚治虫さんの【リボンの騎士】です
池田先生も手塚先生に影響を受けたのかもしれないね
歴史について学べる
ベルサイユのばらの魅力は、他にも歴史について学べるという点も欠かせません。
上記でも言ったようにベルサイユのばらは、中世ヨーロッパフランス革命の前後を描いています。
ただ歴史と聞くと、苦手意識がある人もいるでしょう。
しかし漫画やアニメであれば、脚色があるものの分かりやすく説明してくれます。
実際ベルサイユのばらがきっかけで、フランス革命の歴史に興味を持った人も少なくありません。
また歴史上では、マリーアントワネットにいいイメージを持たない人も多いでしょう。
「浪費の女王」という不名誉な異名や「パンがなければケーキを食べればいい」といった逸話などが有名です。
しかしベルサイユのばらを見た後は、アントワネットに関する印象が変わるとの声が多いです。
教科書の一部で知るよりも、よく調べて丁寧に描かれているのが魅力です。
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今でも通ずる愛の物語
ベルサイユのばらは古い作品ではあるものの、今でも通ずるラブストーリーも魅力です。
恋愛の価値観は、人それぞれかもしれません。
しかしベルサイユのばらにおいては、ヒロインだけでなく男性陣も魅力的な人物ばかりです。
一言で言うと、女性が思う男性の理想像が数パターン描かれていると言えます。
誰が好きかで盛り上がるファンもいますね
50年前の価値観でも以下と変わらないことがあるんだね
ベルサイユのばらのヒット理由と功績
ベルサイユのばらの魅力については、ある程度お分かりいただけたかと思います。
ただベルサイユのばらが、現在でも多くの人に読まれて愛されているのは、単に作品が面白いからだけではないようです。
そこでここからは、ベルサイユのばらがヒットした理由と功績について話したいと思います。
アニメのヒット
ベルサイユのばらのヒットは、アニメ化が大きな影響を与えています。
アニメが放送されたのは、1979年10月から1980年9月までです。
全40話+総集編1話の41話が、当時放送されていました。
アニメでは、あえて原作のコミカルなシーンを省いて作られているため、最初から最後まで緊張感がある作品です。
また当時は、今ほどの技術はないものの一つ一つが丁寧に作られており、いわゆる作画崩壊がほぼありません。
こういった要素が、アニメのヒットの一つの原因になったと考えられるでしょう。
宝塚歌劇団定番の演目
またベルサイユのばらは、宝塚歌劇団の定番の演目としても有名です。
1974年の初公演を皮切りに今では、1,600回以上の公演を歴代タカラジェンヌが引きついています。
2016年には、通算観客動員数が500万人を突破しました。
このベルサイユのばらの公演が、宝塚ファンやベルばらファンを増やすきっかけになっています。
宝塚でベルばらを知り、ベルばらから宝塚を知る人は少なくありません
主役を演じた人は後で世間的に有名になる人が多いよ
他の漫画家への影響
ベルサイユのばらの功績は、後輩漫画家にも大きな影響を与えました。
ベルばら以降、少女漫画のあり方や表現方法が広がったと言われています。
例えば、歴史漫画は女性には不評というイメージを覆しました。
また女性は、常に守られる存在というイメージがありました。
しかし、男性を守るかっこいい女性もいることを表現する作品がベルばら以降増えました。
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ベルサイユのばらは最も読み継がれて欲しい少女漫画
今回は、誕生50周年を迎えたベルサイユのばらについて解説しました。
長年読まれる作品には、何かしらの魅力や読者への共感がたくさん詰まっていると思います。
その一部が、少しでも伝わると幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
★shogo★