隠れた名作!唯一無二の世界観を持つアニメ
こんにちは 小後舞真です。
昨今アニメと言えば、子供のものだけではない事が当たり前になってきました。
それに伴い、大人向けの深夜アニメも多いです。
しかし約20年前には、これを地上波で放送したのかと驚く作品が多数あります。
そこで今回は、その中でも特に唯一無二の世界感を持つアニメ、少女革命ウテナの魅力を語りたいと思います。
※あくまで一個人の感想です。
少女革命ウテナの概要
早速少女革命ウテナの魅力を語りたいところですが、この作品を知らない人もいるでしょう。
なにせ20年以上前の作品ですから、無理もありません。
そこでまずは、少女革命ウテナの概要とストーリーについて解説します。
そもそも少女革命ウテナとは?
少女革命ウテナは、今や有名アニメ監督・音楽プロデューサーの幾原邦彦さんが手がけた作品です。
原作者がビーパパスとなっているのは、幾原さんと漫画家のさいとうちほさん。
そして、数人の若手スタッフを集めたチーム名です。
当時、アニメ美少女戦士セーラームーンの製作スタッフだった幾原さんが、オリジナルアニメを作るために作ったチームでした。
つまりアニメが、原作となっている作品です。
タイトル:少女革命ウテナ
原作者:ビーパパス(幾原邦彦・さいとうちほ)
制作:テレビ東京・読売広告社・株式会社J・Ⅽスタッフ
全話数:39話
放送期間:1997年4月2日~12月24日
男装の麗人や書き割りのような背景・影絵などの描写が印象的な作品です。
エピソードの中には、ブラコン・シスコンや同性愛ともとれる表現があり、これを当時夕方に放送していたことが驚きです。
後に、第2回アニメーション神戸テレビ番組の部・最優秀作品賞を受賞しました。
当時はよくわからず見ていましたが、今思うと凄いです
面白い作品だけど、地上波での再放送は難しそう
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少女革命ウテナのあらすじ
主人公は、両親を幼い頃に亡くした少女天上ウテナ。
そこで彼女を救ってくれたのは、王子ディオスでした。
彼女は、それがきっかけで自分もかっこいい王子様のような人間になることを誓います。
中学生になったウテナは、男装し女子生徒のあこがれの的。
そんなある日、友人の若葉が副生徒会長に書いたラブレターを貼りだされたことにウテナは激怒します。
そこから副生徒会長との決闘に勝ち、若葉の無念を晴らしました。
しかしその決闘は、ただの喧嘩ではなく世界の果てを牛耳る薔薇の花嫁争奪戦でした。
ここからウテナは、物のように扱われる薔薇の花嫁こと姫宮アンシーを守るべく生徒会メンバーとの決闘に挑みます。
ウテナは人のために戦い、敵キャラは己の欲望や嫉妬を元に戦います。
その対照的な考えが、物語のカギです。
また、そもそも世界の果てとは何なのか物語が進むにつれて分かる意外な展開をお楽しみください。
少女革命ウテナの見どころ
少女革命ウテナの概要と、あらすじについては以上です。
あらすじが分かった所で、この作品にはどんな魅力があるのか知っていただけると幸いです。
それでは、下記の少女革命ウテナの3つの魅力をご覧ください。
見どころ①耳に残るBGM
少女革命ウテナの魅力は、何と言っても耳に残るBGMです。
ウテナは、オープニングとエンディング曲だけでなく作中の音楽まで力が入っています。
それが顕著に現れてると思うのが、決闘シーンで流れる【絶対運命黙示録】という曲。
戦うシーンにマッチしているだけでなく、各決闘相手の心情に合った歌詞に合った曲となっています。
またオープニング曲の【輪舞-revolution-】は、奥井雅美さんの代表曲となりました。
著作権の都合で曲は載せれません
良ければ探して聞いてみてください
曲だけ聞くと変わってるなーくらいしか思わないけれど
ストーリーを絡めて聞くと曲の意図がよく分かるよ
見どころ②個性豊かなキャラクター
少女革命ウテナの魅力は、これだけではありません。
この作品は、主人公のウテナだけでなく個性豊かなキャラクターが多数登場します。
その中には、上記でも言ったように同性愛やシスコン・ブラコン性質をもった人物もいます。
しかしそれが、視聴者が不快にならない表現をしつつキャラの心情を伝えているのが凄いなと思いました。
また当時は、今のようなCG技術はありません。
しかし決闘シーンのアクションは、疾走感があり見逃せない部分です。
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見どころ③繰り返し見る事で分かるストーリー
正直少女革命を初見で見た人は、話がよく分からなかったという意見をよく聞きます。
しかし先ほど言ったキャラや曲の印象が強く、繰り返し見返す人が少なくありません。
そこで見返すことで、謎が解けストーリーの面白さに気づく人が多いです。
また先ほど言った曲にも、ストーリーの伏線が貼られていたりします。
この事から個人的にウテナは、考察しがいがある作品です。
また現在、活躍されているアニメーターや漫画家・映画監督など複数の業界クリエイターに大きな影響を与えました。
何となくですが、新世紀エヴァンゲリオンに通ずる考察向け作品だなと思います。
考察動画やサイトを見た後にアニメを見るとより面白いかもしれません
姫宮アンシーの正体が分かった時は凄く驚いたよ
少女革命ウテナの功績
少女革命ウテナの魅力について、少しでも伝われば幸いです。
そんな少女革命ウテナは、いくつかの功績を残しています。
そこでここからは、少女革命ウテナが残した功績をご覧ください。
複数の舞台化
少女革命ウテナは、複数回にわたって舞台化されました。
その数、なんと6回です。
1997の初舞台を皮切りに、2019年まで東京や大阪を中心に行われました。
少女革命ウテナのアニメ放送が終了し、既に25年が過ぎました。
しかし、古い作品にもかかわらず何度も舞台化されると言う事は、今でも根強い人気とファンがいる証拠でしょう。
一部の舞台はDVD化されています
アニメとの違いを楽しんでね
数々のグッズ展開
少女革命ウテナは、数々のグッズ展開をしています。
これは、アニメが放送された当時だけでなく誕生記念祭など限定商品など様々です。
この他にも、2013年に行なわれた原画展オリジナルグッズなどもありました。
ものによっては、絶版になっているものもあるようです。
もし興味があれば、調べてみてください。
何度も見返すと分かる少女革命ウテナの魅力
今回は、1997年に放送されたアニメ【少女革命ウテナ】の魅力について解説しました。
古い作品なので知らない人も多いと思いますが、これを機会に知っていただけると幸いです。
何度も見返すことで、面白さが分かってくるウテナワールドをお楽しみください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
★shogo★