DL同人漫画の販売~長いページを描けば売れるわけではない~

こんにちは 小後舞真です。
DL同人誌を販売するにあたって、販売価格をどうするか悩んだことはありませんか?
巷では、ページ数が多い方が売れるとの声もあります。
しかしそれは、本当なのでしょうか?
今回は、実際にDL同人誌を出している私の体験を話します。
それでは、DL同人誌の価格とページ数の基準についてご覧ください。
DL同人漫画は何ページくらいがいい?

どんな漫画でも、ページ数を決めて描かないといつまでも描き上げられない事があります。
そうなると、DL同人誌で利益を出すどころか、販売できるとこまでいけません。
そこでまずは、DL同人誌に最適なページ数について話します。
ページ数によって作品のボリュームは変わる

基本、読み切り漫画や連載1話分のページ数は、16・24・32ページが主流です。
これは、同人・商業どちらの漫画にも当てはまります。
このくらいのページ数なら、読者が満足できる内容を作りつつ、作者の作画負担もある程度抑えられるでしょう。
また同人誌の場合は、複数の話をまとめて100ページ前後で売るという方法があります。

100ページあると単行本1冊分になります

短いページをまとめて売る方が
いきなり50ページ以上の漫画を描くよりも楽かも
ページ数が多ければ売れるとは限らない

ただ個人的には、実際DL同人誌を売ってみて、ページ数が多ければ売れるとは限らないと思いました。
なぜなら作品内容やジャンル、価格とのバランスも重要だからです。
なのでページ数が少なくても、読者を満足させられる内容や目を引くパッケージであれば、売れます。
逆にページ数が長くて内容がイマイチの場合、読者からのクレームが来ることもあるでしょう。
私が設定しているDL同人漫画の販売価格

基本DL同人誌は、ページ数も販売価格も作者が自由に決められます。
しかし初めてDL同人誌を作る場合、どうしたらいいか迷う人もいるでしょう。
そこで今回は、私が設定しているDL同人漫画の販売価格を紹介します。
100ページ前後までは税込770円

私は、DL同人誌を作るとき、100ページ前後までは一律770円で売ると決めています。
なので24ページの漫画でも、100ページの漫画でも税込み770円です。
理由は、漫画のページ数ごとに販売価格を変えるのが手間だと感じたからです。
また、ある程度価格を統一することで、読者が価格の違いで購入を迷うのを避けたいという理由もあります。

販売価格を統一することで
決断の労力を減らす意図もあります

確かに作品ごとに値段を
考えるのって結構面倒かも…
500ページ前後の作品は税込2,570円

ある程度描きためてきた作品が貯まっている場合、総集編を作るという方法もあります。
総集編の場合は、500ページを超える大ボリュームの同人誌になる事も珍しくありません。
なので、500ページを超えるDL同人誌は一律2,570円(税込み)で販売しています。
もちろん通常の内容にプラスして、総集編でしか見られない番外編漫画・イラストなどを追加収録しています。
個人的には、あくまでサービス作品でメインの利益としては考えていません。
あくまで、ページ数の多さや再編集・再収録の手間を踏まえてこの値段です。
同人誌によっては、単品で買うよりもこの総集編を買った方がお得になることもあります。
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販売価格を決めるときは卸価格も確認する

中には「どうして、770円なの?」と思う人もいるでしょう。
理由は、単純で卸価格を踏まえた上での値段にしているからです。
そこで次は、販売サイトにおける卸価格の相場について話します。
販売価格の約50%前後を卸価格として受け取りたい

各販売サイトでDL同人誌を出すと、必ず卸価格での利益を提供されます。
卸価格とは、販売価格に対して販売サイトに支払う差額・手数料を引いた金額の事です。
この時安い値段で販売すると、支払う差額は少なくなります。
しかしその分、自分が貰える卸価格も少なくなるのです。
【インボイス事業者の販売価格例】
| 販売価格(税込) | 卸価格 | 差額 |
| 770円 | 440円 | 330円 |
| 1,100円 | 660円 | 440円 |
| 1,540円 | 1,014円 | 526円 |
| 2,200円 | 1,548円 | 652円 |
| 2,970円 | 2,135円 | 835円 |
では、販売価格を上げれば儲かるのかと言われるとそうでもありません。
販売価格が上がるほど、サイトに支払う差額手数料も増える仕組みとなっています。
なので私は、販売価格に対して50%前後の利益が出るようにするため一律770円にしています。

ただし源泉徴収税や振込手数料などは別途です
インボイス登録事業者の卸価格を基準にする
FANZA公式サイト
また、なるべく自分の手元に残すには、インボイス登録事業者になるのも選択肢の一つです。
免税事業者のままだと、さらに卸価格が安くなり利益も少なくなります。
各販売サイトで、数年ごとに卸価格が下がっているのでご注意ください。
次回の値下げは、2028年10月1日からだそうです。
インボイス登録をすると、消費税の申告・納税などの負担が増える一方で、販売サイトによっては卸価格が優遇されます。
販売価格を上げれば単純に儲かるわけではない

先ほども少し触れましたが、DL同人誌を売るにあたって利益が欲しいからとむやみな値上げは、おすすめできません。
なぜなら販売価格が上がっても、卸価格が同じ割合で増えるとは限らないからです。
それよりも、販売サイトに払う差額の方が多く感じることもあります。
また逆に読者が、離れてしまう原因になりかねないでしょう。

自分が読者になったときいい値段なのに
中身が大したことない同人誌だったらいやだなぁ
DL同人漫画の価格設定の注意点

DL同人誌における卸価格の決定基準については、以上です。
しかし、それだけではなかなか利益につながらないことも多いです。
そこでここからは、DL同人漫画の価格設定の注意点をいくつか話します。
安くすれば売れるとは限らない

最初は、DL同人誌が売れず苦戦することも多いでしょう。
だからと言って、販売価格をむやみに下げる行為はおすすめできません。
なぜなら、安ければ売れるとは限らないからです。
同人誌を買ってくれる人は、漫画の内容やジャンル・自分の好みの要素があるかも見ています。
決して値段だけ見て、買っていく人ばかりではないのです。
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制作コストや作業時間も考慮する

実際漫画を描いてみると、1作品に思った以上の時間と労力がかかった経験はありませんか?
DL同人誌を販売する時は、制作コストや作業時間も考慮して価格を決めることをおすすめします。
もしも、価格を抑えすぎると、制作負担に見合わなくなる可能性があるでしょう。
場合によっては、同人誌作りがつらくなる原因になりかねませんので、ご注意ください。

継続して作品を作れる価格設定を考えましょう

あなたの時間と労力はタダじゃないからね
DL同人誌販売は自分に合った価格設定の基準を持つ

今回は、DL同人誌のページ数と販売価格の判断基準について話しました。
DL同人誌のページ数と販売価格は、作者が自由に決められます。
しかし、ある程度相場を知らないとせっかく作ったのに売れないなんてことになりかねません。
この話が、これからDL同人誌を販売する予定の方の参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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