【おすすめ漫画】死役所の魅力を語りたい!

死後の世界から見える人間の本質を描いた異色作

こんにちは 小後舞真です。

漫画作品の中には、生死をテーマにしたものが多数あります。

その中でも、異色作として注目されたのが【死役所】という漫画。

そこで今回は、そんな漫画・死役所の魅力をご紹介します。

※あくまで個人の感想です。

死役所の概要とあらすじ

早速、死役所の魅力について語りたいところです。

しかし中には、この漫画について詳しく知らないという人もいるでしょう。

そこでまずは、死役所の概要とあらすじを紹介します。

死役所の概要

タイトル:死役所

著者:あずみきし

出版社:新潮社

掲載誌:月刊コミックパンチ

掲載期間:2013年9月~現在

巻数:24巻(2023年10月現在)

2023年で、連載10周年を迎えた死役所。

作者のあずみきしさんは、これが初の連載だそうです。

またデビューまで、40作以上1,300ページもの漫画を描いたそうです。

さらに実際に市役所に勤めていた経験から、この漫画が誕生しました。

shogo
shogo

連載を勝ち取るまでの継続力に感服です

直緒
直緒

ちょっと怖いタイトルだけど作者の体験談が織り込まれているのかも

死役所のあらすじ

舞台は、様々な理由で命を落とした人々が訪れる場所【死役所】。

ここでは、死者が成仏できて天国に行けるか地獄に行くのか手続きをします。

そこで、総合案内を行なっているのが主人公のシ村さん。

シ村さんが、様々な死者と関わっていくことでその人の生前の行いやエピソードが分かるのが作品の魅力です。

また死役所の職員は、シ村さん以外にも様々な課で仕事をしています。

しかし彼らは何と、既に命を落とした元死刑囚だったのです。

ただシ村さんは、娘を殺害したことで死刑になったものの、それは免罪でした。

彼は死役所の総合案内係を務める事で、娘の命を奪った新犯人を今日も探しています―――。

死者の世界を舞台にした異色ミステリーをお楽しみください。

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漫画・死役所の魅力4選

漫画・死役所の概要とあらすじについては以上です。

そこを踏まえた上でここからは、死役所の魅力4選をお届けします。

※一部ネタバレあり。

魅力①死後の世界から見える様々な生きざま

死役所には、老若男女問わず様々な人が訪れます。

死役所に来ることで、その人の一生を振り返ることができます。

つまり、死後の世界から見える様々な生き様が見れる所が魅力です。

その生きざまは、年齢性別問わず一人一人違うにも関わらず実際現実で起きそうな出来事を元に描かれているのが大きな特徴。

場合によっては、読者自身の体験談と重なる部分があるかもしれません。

また未体験の事でも、読者にイメージしやすいような表現が使われているのが素晴らしいです。

shogo
shogo

認知症になった人が見えてる世界の表現が特に素晴らしかったです

直緒
直緒

作者さん、人生何週目って気がするんだよね

魅力②個性豊かなキャラクターたち

死役所は、個性豊かなキャラクターが多いのも魅力です。

それは、外見や性格・生い立ちなど全く異なるキャラの書き分けが上手いからだと思いました。

中には、実在する病や症状・死因なども描かれており一人一人の特徴が分かりやすいです。

時に物語の終盤で、その個性が作られたのか分かった時に物語のテーマや意図が腑に落ちると思います。

かなり残酷な死因で死役所を訪れるキャラもいますが、絵柄のせいかそこまで恐怖感はありません。

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魅力③様々な角度から見える人々の心情

死役所の魅力は、様々な角度から見える心情も見逃せません。

上記でも言いましたが、死役所の職員は全員元死刑囚です。

そこだけ聞くと一見、ただの悪人に見えるかもしれません。

しかし、彼らも死役所の訪問者と同じく既に命を落としています。

時折織り込まれる彼らのエピソードは、衝撃的な理由で死刑囚になったというものばかり。

殺人は良くないと分かっていても、思わず同情したくなる理由で死刑囚になっていることが多いです。

特に職員の生前エピソードは、今後の物語の大きな影響を与える事間違いないでしょう。

shogo
shogo

勧善懲悪じゃなく一人一人の真意を丁寧に描いているのが素晴らしい

直緒
直緒

時には残酷な描写もあるけれどそれが更にキャラへ感情移入できるきっかけになってるよ

魅力④主人公の目的と黒幕とのつながり

最後の魅力は、主人公の目的と黒幕の繋がりです。

さっきも言ったように主人公のシ村さんは、娘殺害の犯人として死刑執行されました。

しかしそれは、免罪です。

シ村さんは、死役所の総合案内係をする事でほかの職員や訪問者から少しずつ犯人への手がかりを探します。

これは、ミステリー漫画の中でも珍しい展開だと言えるでしょう。

まだ結末を迎えていないものの、今後の漫画の本筋と言える重要な物語です。

もちろん本筋に直接関わりのないエピソードも、丁寧に描かれており見逃せません。

死役所のアニメ・ドラマ化

漫画が注目されたことがきっかけで死役所は、短編アニメ化・連続ドラマ化を行なっています。

ドラマ版は、2019年にテレビ東京系列で等で放送されました。

主人公のシ村を演じたのは、TOKIOの松岡昌宏さん。

ドラマでは、放送時間と回数が限られているのでいくつかの相違点があります。

成仏許可書が存在しない

地獄へ落ちる時の演出の違い

一部登場キャラクターの年齢・家族構成 etc.

一方アニメの方は、WEB限定の作品です。

当時原作コミックス20巻・連載100回記念として作られました。

この時コミックスの販売部数は、累計450万部を超えていました。

アニメ化されたのは、この回だけでこれ以外のエピソードをアニメ化されるのを希望している人は多いようです。

shogo
shogo

たった一話ですが完成度の高いアニメです

直緒
直緒

結末を知ってると泣けてくるよ…

今後の展開がますます気になる死役所に期待!

今回は、おすすめの漫画として【死役所】をご紹介しました。

残酷なシーンも多い作品ですが、多くの人の心に刺さるエピソードが満載です。

まだ読んだことがないという人は、これを機会に読んでみてはいかがでしょうか。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

★shogo★

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