ファン急増化のきっかけ!コナンの人気をさらに裏付けた映画
こんにちは 小後舞真です。
劇場版名探偵コナンは、2023年公開の【黒鉄の魚影】にて興行収入100億円を突破しました。
この結果は、ここ数年毎年興行収入の記録を塗り替えてきたコナン映画の大きな結果です。
特に一つ前の映画【ハロウィンの花嫁】が、さらなるコナンの人気に火をつけたと言えるでしょう。
そこで今回は、劇場版名探偵コナン・ハロウィンの花嫁の魅力を語ります。
※あくまで個人の感想です。
劇場版名探偵コナン・ハロウィンの花嫁の概要とあらすじ
早速、ハロウィンの花嫁の魅力について語りたいところです。
しかし人によっては、この映画をよく知らない事もあるでしょう。
そこでまずは、ハロウィンの花嫁の概要とあらすじを解説します。
ハロウィンの花嫁の概要
タイトル:ハロウィンの花嫁
公開日:4月15日
上映時間:111分
興行収入:97億円
主題歌歌手:BUMP OF CHICKEN
ハロウィンの花嫁は、劇場版名探偵コナンの25作品目に当たります。
その後この映画は、第40回ゴールデングロス賞日本映画部門・優秀銀賞を受賞しました。
近年、人気急上昇したキャラクターの安室透と高木・佐藤刑事が物語のキーマン。
特に高木刑事は、もともと原作ではモブキャラでした。
しかしアニメシリーズの活躍が評価され、メインキャラに抜擢された異例なキャラです。
また故人ではあるものの、安室透の同期である警察学校組の活躍も見逃せません。
余談としてハロウィンの時期が舞台なのは、人が多い時期がいいという青山剛昌さんの意見だそうです。
正直連載初期に少ししか登場しない人物もいます
当時はこんなに人気が出て映画の重要キャラになるとは思わなかったよ!
ハロウィンの花嫁のあらすじ
高木刑事と佐藤刑事の結婚式に参列するコナン一行。
しかしそれは、目暮警部の同期の結婚式に爆破予告が送られてきたための防衛の予行練習でした。
一方で安室透こと公安の降谷零と風見は、ある犯人を追い詰めていました。
その犯人は、首に特殊な爆弾を付けられており二人は爆発に巻き込まれます。
その際安室は、同じ爆弾を首につけられてしまいました。
安室は、コナンに爆弾解除方法を見つけることを依頼します。
すると、安室の首につけた爆弾犯と結婚式に爆破予告を出した犯人が関係していることが判明。
犯人は、ロシアを拠点としている殺し屋のブラーミャ。
現在日本に潜伏しているようで、コナンはブラーミャの正体を見破れるのか?
安室の過去と、現在を結びつけるストーリーをお楽しみください。
劇場版名探偵コナン・ハロウィンの花嫁の魅力4選
劇場版名探偵コナン・ハロウィンの花嫁の概要とあらすじについては以上です。
一見、単に人気キャラを詰め込んだ映画に見えるかもしれません。
しかし実際に見てみると、この作品には魅力がいっぱいです。
そこでここでは、ハロウィンの花嫁の魅力4選を語ります。
※一部ネタバレアリ。
魅力①警察学校組ファンに向けた作品
ハロウィンの花嫁は、やはり警察学校組ファンに向けた作品と言えるでしょう。
警察学校組とは、公安警察かつ黒ずくめの組織のスパイであるバーボン。
そして、毛利小五郎の弟子となった探偵の安室透の素顔である降谷零を含む警察学校の同期の総称です。
降谷零
松田陣平
伊達航
萩原研二
諸伏景光
原作やアニメそして、この映画でも降谷零以外は故人です。
そのため劇中では、5人の過去のエピソードが多く盛り込まれています。
ストーリーが進むにつれて、5人の過去の行動が現在に繋がり事件解決に導いてくれました。
映画でしか見れない5人のエピソードがたくさんあります
映画がきっかけで警察学校組のファンになった人もいそう
魅力②主要キャラそれぞれに見せ場がある
また、降谷零だけにスポットを当てず主要キャラそれぞれに見せ場があるのがよかったです。
ハロウィンの花嫁においての主要キャラは、警察学校組と高木・佐藤刑事です。
冒頭で高木・佐藤刑事の結婚式には、肩透かしを食らうものの後に活躍場面があります。
映画を見ると、松田と高木刑事の顔が似てるのはこういう演出の意図があったのかもと推測したくなりますね。
また、警察学校組の中でも出番が少なめだった諸伏と萩原の過去の行動が大きな伏線になっているのもポイント。
故人のキャラが多いためどうなるかと思いましたが、見事に伏線の役割を果たしてくれました。
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魅力③原作漫画に連動した描写
一見ハロウィンの花嫁は、降谷零の過去エピソードを振り返る作品に見えます。
しかし実際は、それだけではありません。
原作漫画に連動した描写がたくさんあり、よりファン向けに作った映画だと思えました。
ここで言う原作漫画とは、名探偵コナンの本編ではなくスピンオフ作品の事です。
この作品に描かれているシーンが、映画でコナンを含む少年探偵団のシーンとリンクする部分がたくさんあります。
この映画のために作られた漫画なのかと思わず感じます
漫画を読んでから映画を見ると更に楽しめるかも!
魅力④シンプルで分かりやすい物語
これまでは、キャラの魅力や見せ場を中心に紹介しました。
しかしハロウィンの花嫁は、シンプルで分かりやすいストーリーも魅力です。
ブラーミャの正体を探しているのは、日本警察とコナンたちだけではありません。
ブラーミャは、母国ロシアでも数多くの犠牲者を出しました。
そのため、ブラーミャに復讐を誓った集団の恐ろしい計画も同時に進行していきます。
一見悪人のようにも見えますが、物語が進むにつれて分かる切ないエピソードは見逃せません。
またブラーミャの正体がわかると、この映画のタイトルの由来が明らかになるところも見所です。
劇場版名探偵コナン・ハロウィンの花嫁は気になる点
ハロウィンの花嫁の魅力については、ある程度お分かり頂けたかと思います。
しかし魅力たっぷりなこの映画ですが、いくつか気になる点もありました。
そこでここからは、ハロウィンの花嫁の気になる点について語ります。
※こちらも一部ネタバレ有り。
過去編を知らないと物語に入り込みにくい
ハロウィンの花嫁は、シンプルで分かりやすいものの過去編を知らないと物語に入り込みにくいかもしれません。
一応映画の中では、端々で警察学校組のメンバーがどういう人物なのか解説されます。
しかしそのシーンがほとんど回想シーンのため、初見だと感情移入しにくいかもしれません。
そういう意味でもハロウィンの花嫁はファン向け映画と言えるでしょう
特に警察学校組はここ数年で人気になったし
最初の頃に一瞬しか出てない人もいるんだよね
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活躍できるキャラが限られている
ハロウィンの花嫁は、数多くの人気キャラが活躍する映画です。
しかしその一方で、登場人物が多いため活躍できるキャラが限られていると言えるでしょう。
名探偵コナンのメインヒロインである毛利蘭も、ブラーミャと対峙するまで目立った活躍はありません。
毛利小五郎に至っては、灰原を爆発から守った後すぐに退場します。
これによって、コナン定番の小五郎の推理ショーがないことが確定してしまいます。
このようにハロウィンの花嫁は、原作のレギュラーキャラの出番が少ない点が気になりました。
これは、もう長年原作やアニメが続いて登場人物が増えるためやむを得ないのかもしれません。
ハロウィンの花嫁はコナンシリーズのカギとなる作品
今回は、劇場版名探偵コナン・ハロウィンの花嫁の魅力を解説してきました。
ここ数年でコナンの人気が、さらに大きくなったのは警察学校組の影響が大きいと言えるでしょう。
彼らは、コナンのメインストーリーの伏線になっていることがしばしばあります。
今後最終回までコナンの物語を追うのであれば、大きなカギになる映画かもしれません。
まだハロウィンの花嫁を見たことがない人は、これを機会に見てみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
★shogo★