漫画家のピンチ!ネームが描けない時の対策


こんにちは 小後舞真です。
漫画を描くための、設計図と言えるネーム。
このネームを描いている時、途中で詰まって描けなくなってしまった経験はありませんか?
そこで今回は、個人的にやっている漫画のネームが詰まった時の対処法について語ります。
ネームに詰まった時の対処法4選

中には、ネームを描かずに漫画原稿を描く人もいます。
しかしそれで最後まで漫画を完成させられるのは、ごく一部の人だと思います。
しかしネームに詰まってしまうと、漫画を完成させられないかもしれません。
そこを踏まえたうえで、漫画のネームが詰まった時の対処法4選をご覧ください。
対処法①プロットを見直す

ネームに詰まった時は、プロットを見直すようにしてみてください。
なぜならネームに詰まる主な原因は、プロットの構成不足であることが多いからです。
見直すことで、ページ数と起承転結の流れがマッチしているか確認できます。
中には、プロットを書かずにいきなりネームを描く人もいます。
もしかするとそれが原因で、ネームに詰まってしまうのかもしれません。
もちろんそれでもうまくいくこともありますが、大抵プロットを書いてないことが詰まる原因になってることが多いようです。
短い4ページくらいの漫画であれば、プロットがなくとも描ける人は多いです。
しかしページ数が、長ければ長いほどプロットの必要性が出てくるでしょう。

ネームの前にある程度プロットを作りこみましょう

プロット書くの面倒くさい気持ちはわかるけどね…

対処法②一旦先に進む

ネームを描いていて次の展開は考えているものの、そこにつながる流れが思いつかず詰まることもあるでしょう。
そんな時は、一旦先に進むことをおすすめします。
なぜなら先の展開は決まっているので、その部分は描けるはずだからです。
それに同じところで止まっていても、時間だけが無情に過ぎていきます。
その間ほかの作業も、ストップしてしまう可能性も考えられるでしょう。
そうなるのであれば、詰まっているページを飛ばして先に次を描いたほうが作業が捗るとおもいます。
このことからネームは、必ずしも1ページから順番に描かないといけないというルールはないことが分るでしょう。
固定概念を捨てることで、ネームに詰まる回数が減るかもしれませんね。
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対処法③リラックスタイムを作る

ネームに詰まった時は、リラックスタイムを作るのもおすすめです。
ネームを考えるとき人は、脳のエネルギーを使っています。
つまり長いことネームを考えていると、脳が疲れてくるのです。
これが原因で、いいアイディアが浮かばずネームに煮詰まっているのかもしれません。
一旦ネーム以外のことをするだけでも、リラックスできると思います。
仮眠をとる
趣味に没頭する
ネームの作業場所を変えてみる etc.

案外机に向かってない時のほうがネームがひらめくかもしれません

ひらめいたアイディアを忘れないために
メモ帳を持ち歩いたりスマホに記録するのもおすすめ
対処法④人にネームを見てもらう

上記の方法など試してみた結果、それでもネームに詰まった時は人に相談することをおすすめします。
この場合、見てもらう人は担当編集者の人やプロの漫画家がおすすめです。
しかし人によっては、編集者や漫画家と関わる機会が少ない人もいるでしょう。
そんな時は、身近な人や漫画家仲間やSNSで発信するのもおすすめ。
最近は、出版社の公式サイトでもネームでの提出が可能な場所も出てきました。
つまりネームに詰まった時は、自分一人で抱え込まず人から感想をもらうことで次に進むヒントが見つかるでしょう。
ネームに詰まらないために辞めたこと

ネームに詰まった時の対処法については、以上です。
しかしそれよりも、詰まる前に何とかしたいと思う人もいるでしょう。
そこでここからは、なるべくネームで詰まらないために私が辞めたことについて話します。
ネームは基本、原稿を描くための設計図です。
もしくは、編集者との打ち合わせで使うもの。
なので、何回も書き直す可能性が高いものと思って描いています。
何回も描き直すのだから、そこまで奇麗じゃない絵でもいいやとか。
途中で止まっても相談に乗ってもらえればアイディアが浮かぶかもしれないと思うようにしています。
つまりネームは、最初から完璧に描こうとする意識をやめることで詰まる確率が減りました。

ネームはあくまでネーム
原稿は原稿で分けて考えたほうが気楽です

完璧を目指すなら本番原稿で
頑張ったほうがよさそう
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ネームに詰まっても最後まで漫画を描こう!

今回は、漫画のネームに詰まった時の対処法について語ってみました。
ネームに詰まってしまうと、いずれ原稿完成までたどり着けないことになりかねません。
対処法を活用し、最後まで漫画を描き上げることで画力を含む漫画の成長につながるでしょう。
この話が、漫画制作の参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
★shogo★