【車椅子で外出】映画館に行くときの注意点

車椅子席は見にくい?予約・座席・介助について

こんにちは 小後舞真です。

現在日本では、様々な映画が劇場公開されています。

映画鑑賞が、趣味という人も少なくありません。

しかし実は、車椅子ユーザーにとって映画館は、まだまだハードルが高い場所という声も多いです。

そこで今回は、車椅子で映画館に行くときの注意点について解説します。

車椅子でも映画館で映画を見ることはできる

早速、車椅子で映画館に行くときの注意点について語りたいところです。

しかし、その前に「そもそも車椅子で映画館に行けるの?」と思っている人もいるでしょう。

結論から言うと、車椅子でも映画館での映画鑑賞は可能です。

なぜならほとんどの映画館には、車椅子のままで映画が見れる席を用意しているからです。

shogo
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これは身障者優先駐車場と同じく

公共機関では一定数の座席を設けることが法律で決まっているからです

直緒
直緒

映画館の公式サイトで

どこに席があるかチェックできるよ

車椅子席は見にくい?実際の見え方について

確かに、映画館に車椅子席はあります。

しかし、実際に車椅子ユーザーがその席を使っている所を見たことありますか?

そもそも車椅子ユーザーが映画館を訪れるのは、他の人と比べてもかなり少ないと思います。

それは、なぜなのか?

そこでまずは、車椅子で映画を見た場合の見え方について話します。

シンプルに座席数が少ない

正直映画館に車椅子ユーザーの姿が見えないのは、車椅子席の数が少ないからです。

まず映画館に車椅子席を設置していただけることは、非常にありがたいです。

しかし、各映画館の1つのスクリーンに設置されている車椅子席は、2席がほとんど。

なので、先約が埋まりやすかったり3人以上で同じ映画を見ようとすると席の確保が難しい状態になりがちです。

shogo
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しかも歩ける人は普通の映画館の席ではなく

簡易的な椅子やパイプ椅子で見る羽目になる事も…

直緒
直緒

歩ける人が映画館の席に座ると

一緒の映画を見てるのにお互い離れた席で見ることになるね

車椅子席の位置・高さによって見え方が変わる

また車椅子席は、映画館に設置されている場所や車椅子の高さの違いで見え方が変わることが多いです。

多くの映画館にある車椅子席は、普通の席よりも1~2段分低い位置に設置されています。

なので、車椅子席の横にある通常席よりも、低い位置から映画を見ることになりがち。

こうなってしまうと、前の席の背もたれや人の頭で見えにくい・見えないこともよくあります。

特に子供用の車椅子や高さ調整ができない車椅子は、厳しいかもしれません。

最前列の車椅子席は見上げる形になることも

最近は、このような見えにくさの問題から最前列に車椅子席を設ける映画館も増えました。

何度も言いますが、配慮を考えて設置していただけるのはありがたいです。

しかし当事者からは、不満の声があがっているのも事実。

なぜなら最前列の車椅子席は、見上げる形で映画を見ることになるからです。

この状態は、首や体に負担がかかることが多く疲れてしまい映画を楽しめません。

さらにその姿勢を上映中続けた結果、障害の悪化や別の病気の発症の原因にもなりかねません。

shogo
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下にあったほうが出入りしやすい劇場も

あるんですけどね

劇場を立てるとき当事者の

意見とか取り入れて作ってないのかな?

車椅子ユーザーは映画を早めに見に行く必要がある?

実は、車椅子ユーザーになると映画に行くということは、一大イベントになりがちです。

なぜなら車椅子ユーザーが映画館で映画を見るには、公開後1~2週間に行く必要があるからです。

人によっては「なんで?」と思うかもしれませんね。

そこで次は、車椅子ユーザーは公開後1~2週間以内に行く必要がある理由について語ります。

公開から1~2週間でより奥の劇場へ移っていく

なぜ車椅子ユーザーが映画館に行く場合、早めに行く必要があるかというと、公開から約1~2週間でより奥の劇場へと移っていくからです。

これだけ聞いても、イマイチピンとこない人もいるでしょう。

実は、多くの映画館に設置してある車椅子席は、全ての劇場・スクリーンに設置してあるわけではないのです。

しかもどの映画館も、奥に進むにつれて車椅子席がないスクリーン。

もしくは、あったとしても位置が悪かったり使いにくい車椅子席になっていることが少なくありません。

またリバイバル上映も、奥のスクリーンで公開しがち。

このことから車椅子ユーザーが映画館に行くには、公開後早めに行く方がおすすめです。

shogo
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公開から2~3日後の午前中に行くと

席も空いていて人も少なめで入りやすいです

直緒
直緒

逆に公開初日に人気作や

話題作を車椅子で見に行くのは人ごみが危険かも…

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「仕事の予定が空いたから映画を見に行く」が難しい理由

実は、これ以外にも車椅子ユーザーが映画館に気軽に行けない理由があります。

それは、車で行った場合の駐車場問題です。

ほとんどの公共機関の駐車場は、10~22時くらいがピークだと言われています。

これは、身障者優先駐車場も例外ではありません。

なので以前、知人に「仕事の予定が空いたから映画を見に行く」と言われた時は、驚きました。

なぜなら車椅子ユーザーが車で映画館に行くには、午前中に見に行かないと駐車場が開いていないということも珍しくありません。

身障者優先駐車場は、他の駐車場よりも数が少ないため競争率が高いのです。

したがって車椅子ユーザーにとっては、映画館へ行くというのは他の人よりも一大イベントになるのです。

映画館の障害者割引とネット予約は便利になった

ここまで聞くと、車椅子ユーザーが映画館に行くのが、まだまだ難しいと思うかもしれません。

ただ、映画館も年々進化しています。

なのでここからは、ネットが発達したことで、車椅子ユーザーが映画館に行きやすくなった部分について話します。

障害者割引を利用して映画を見る

車椅子ユーザーが映画館に行く場合、障害者割引を利用して見ることができます。

この割引は、どこの映画館に行っても一律1人1,000円と決まっています。

しかもこの割引は、付添一名まで対象となっています。

なので、友人や家族・ヘルパーさんと2人で見た場合、必ずチケット代は2,000円に収まります。

shogo
shogo

割引料金は曜日・時間帯関係なく利用可能です

直緒
直緒

公共機関の障害者割引って色々あるけど

どこ行っても一律の金額って珍しいよね

ネットで座席を予約できるようになった

しかも最近は、ネットで座席を予約できるようになったのも嬉しいですね。

昔は、障害者割引を受けたい場合手帳の提示など、証明が必要でした。

しかし今は、障害者割引もネットで手続き可能になりチケット購入のハードルが下がりつつあります。

最近では、車椅子は見た目で分かるからか、障害者手帳の提示もさほど求められなくなっています。

ただしこれは、一部の映画館だけのことかもしれません。

お近くの映画館やテーマパークで割引を受ける場合、ネット予約が可能か必ず確かめてください。

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ネット予約しても発券機の操作で困ることがある

ただ映画館によっては、ネット予約ができても車椅子だと購入が難しい場合もあります。

なぜなら、当日券売機の操作で困ることがあるからです。

例えば、スマホに表示された予約番号の入力あるいは、QRコードの読み込み画面が高くて届かない

そもそも車椅子の高さでは、画面が見えません。

なので結局、付添の人やスタッフさんの力が必要になる場合が出てきます。

shogo
shogo

最近は予約していた場合スタッフさんが

そのままスマホに表示されたコードを読み取ってくれるところも出てきました

直緒
直緒

そういうところが増えると嬉しいなぁ

車椅子から映画館の座席に移ることはできる?

実は車椅子ユーザーの中には、車椅子席ではなく普通の席で見たいという人も少なくありません。

実を言うと、私もその一人です。

しかし「車椅子席があるのにどうして?」と、思う人もいるでしょう。

そこでここからは、車椅子ユーザーが普通の席で見たいと思う理由について解説します。

2時間近く車椅子に座り続けるのがつらい人もいる

車椅子ユーザーが一般席で映画を痛い理由は、やはり長時間車椅子に座り続けるのがつらいからです。

実は一般的な車椅子のほとんど、長時間座れる設計で作られていません。

なぜなら車椅子は、あくまで移動のサポートのための道具だからです。

なので長く車椅子に座るほど、体への負担がかかってきます。

肩や腰の痛み

足のしびれやむくみ

長時間の圧迫による褥瘡(じょくそう)・床ずれ etc.

映画の上映時間は、平均約2時間。

人によっては、長期入院や障害の悪化で命を落とす事になりかねません。

shogo
shogo

立つ・座る・寝るの中で一番体に負担がかかるのは「座る」です

直緒
直緒

映画館の座席は長く座る可能性を考えて

体への負担が少ない設計になってるんだね

劇場の座席に移って映画を見たい人もいる

こういった体への負担軽減のため、座席への移動を希望する車椅子ユーザーも多いです。

また、先ほども言ったように映画館によっては、車椅子席では見えない・見えにくい構造になっているのも理由の一つ。

個人的には、劇場に設置する際おそらく当事者の意見を聞いていない可能性があると思ってしまいます。

実際、映画館に行くよりも「テレビ放送や動画配信サービスに公開されるまで待つ」といった車椅子ユーザーの声は多いです。

余談ですが、ちょっとリッチな劇場と言われる「グランドシアター」には、そもそも車椅子席が用意されていないことも多いです。

自力で移れない場合は介助者が必要になる

車椅子ユーザーの中には、自力で一般席に移れる人もいます。

そういう人は、映画館に足を運ぶハードルが多少下がるでしょう。

しかしその一方で、介助者が必須の人は、そうもいきません。

映画を見る当日、介助者の確保が難しい場合外出自体が難しくなるでしょう。

また一緒に行く人が、家族や友人であれば一緒に映画を楽しめると思います。

しかしヘルパーが必要で、上映中も介助が必要な場合、映画に興味がないヘルパーの分まで利用者が払う仕組みです。

一緒に楽しんでくれるヘルパーさんならありがたいですが、そうじゃない場合コストを負担に感じるかもしれません。

映画館スタッフに移乗介助をお願いできる?

まれに「映画館のスタッフさんに座席移動のサポートをお願いする」という車椅子ユーザーもいます。

ただ個人的には、その方法はあまりお勧めできません。

なぜなら、映画館のスタッフさんは介護・介助のプロではないからです。

もっと言うと、介助するほうもされる方もケガのリスクが高まるからです。

直緒
直緒

ちょっとくらいいいじゃんって

わけにはいかないんだね…

確かに中には、親切心で手伝ってくれるスタッフさんもいるかもしれません。

しかしそれは、その人個人の判断であることが多いです。

なので次に映画に行った時も、手伝ってもらえるとは限らないのです。

shogo
shogo

手伝ってもらえることを期待していくと

思いもよらないトラブルになりかねません

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車椅子ユーザーが映画館を利用するときに確認したいこと

車椅子ユーザーが、映画館を利用する時の注意点については、以上です。

ただ車椅子ユーザーが映画館に行くには、これ以外にも事前調査しておいた方がいいと思うものがいくつかあります。

これまでの話しと合わせて、まとめてみました。

映画に行く前に確認した方がいい事

車椅子席の有無と位置

同伴者の確保が可能かどうか

障害者割引の利用方法

券売機や劇場内の設備

車椅子で入れる他目トイレの位置や有無 etc.

これは、ほとんどネット検索で調査可能です。

どうしてもわからない場合は、直接映画館にお問い合わせください。

車椅子ユーザーにとって映画館は「行ける」けれど「いつでも行ける」わけではない

今回は、車椅子ユーザーが映画館に行く時の注意点について話しました。

今現在日本では、車椅子ユーザーでも映画館に行くことは可能です。

しかし劇場で映画を見るまでには、様々なハードルを乗り越えなければいけません。

なので、車椅子ユーザーが映画館に行けるけど「いつでも行ける」場所ではないことを知っていただければ幸いです。

今回の話が、これから映画館に行く予定の車椅子ユーザーや、車椅子ユーザーと一緒に行く予定がある人の参考になりますように。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

★shogo★

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