オンラインライブは車椅子ユーザーとの相性◎
こんにちは 小後舞真です。
コロナ過でオンライン○○というのが世間的に当たり前になりつつありますね。
その中でもオンラインライブは、個人的に車椅子ユーザーにとってメリットが特に多いなと思いました。
そこで今回は、1人の車椅子ユーザー目線から見たオンラインライブのメリットについて語ります。
オンラインライブとは
さっそく車椅子ユーザー目線で見るオンラインライブのメリットを話したいところですが、そもそもオンラインライブとは何かご存じでしょうか?
「もちろん知ってるよ」という人が多いでしょうが、メリットを話す前に軽く解説したいと思います。
インターネットを通したライブ
そもそもオンラインライブとは、インターネットを通して行われるコンサートやイベントの事を言います。
コロナ過によって発展したサービスで、今では多くの歌手や舞台役者さんがこのシステムを活用していますね。
特徴としては、パソコンやタブレット・スマホなどを返して行われるため自宅でライブを楽しめるという部分が大きいと思います。
オンラインライブのメリット4選
それでは、上記のオンラインライブの特徴を踏まえて個人的に車椅子ユーザー目線から見えるオンラインライブの4つのメリットを語ります。
ただこの内容は、一個人の感想である事と健常者や車椅子以外の障害持ち者には、大したメリットがない場合もあります。
そこを踏まえたうえでご覧ください。
オフラインより低価格
オンラインライブのメリットは、オフライン(会場観戦)ライブより費用が安くなるところにあります。
費用というのは、チケット代だけでではありません。
交通費や食事代・地方遠征や東京遠征であれば、宿泊費もかかりません。
後、当日チケットも値上がりしないのもメリットですね。
ここまでは、健常の方も同じかと思います。
一方車椅子ユーザーがライブなどに行く場合、最低一人は介護者が必要なケースが多いです。
そうなるとチケット代を含む費用を車椅子ユーザー側が、負担しなければいけません。
もちろん万が一介護者に方が、そのライブ出演者のファンだったり一緒に行くのを楽しみにしてくれれば、そんなに問題はありません。
ただ一方で「業務の一環だから」とか「ただの付き添い」として来てくれるのならば、なんだか無駄に多く払ってるだけのように感じてしまう時があるんですよね。
ライブに付き合ってくれるのは、ありがたいですが(笑)
また、知人からは「介護者分は、福祉の制度か何かでタダになると思ってた」と言われましたが、残念ながらそんな制度はありません。
あるのは、映画館やテーマパークの付き添い一名までの半額くらいです。
その点オンラインライブの費用は、車椅子ユーザーでも一人分で済みます。
個人的には、このメリットがオンラインライブの中で一番大きなポイントです。
会場で困らない
過去のブログで車椅子ユーザーは、仕事内容や人間関係よりも物理面の方がトラブルになりやすいことをお伝えしました。
これは、ライブに関しても同じことが言えます。
- 階段はあるのか
- 入り口は車椅子で通れるのか
- 他の人とぶつかったりしないか etc.
会場に入るまでエレベーターなしで階段があると、車椅子ユーザーはスタッフさんに手を借りないといけません。
人によっては数段であれば歩ける人もいますが、そうでない場合厳しいでしょう。
会場の様子は、ホームページに乗っていることもありますが階段の有無や入り口がどうなっているのか、明確に書いてないと問い合わせが必要です。
後ライブが盛り上がると、みんな興奮するのでお客さん同士がぶつかることがあります。
車椅子は固いので、健常者の方が怪我する場合もあるし、逆に車椅子が視界に入らす健常者が車椅子ユーザーを転倒させる恐れもあります。
これは個人的に、どっちが悪いとか問い詰めようとは思いません。
だけどお互い、いい気分にならないのは事実でしょう。
オンラインライブであれば、基本在宅なのでこういったトラブルを避ける事ができます。
誰でも最善列で見れる
オンラインライブは、一定の画面から見れるのが特徴です。
なのでオンラインライブは全員、最前列で見る事がで着るのがメリットです。
通常のライブだと、健常者であっても会場の端や後列で見ると、ほとんど見えないと言う事はありませんか?
車椅子ユーザーとなると、さっきの会場でのトラブルのリスクを避けるため、後列になり常に座っているため人の背中で見えない可能性が高まります。
大きな会場だと、ワンチャン車椅子席などがあり平等にライブを楽しめる可能性があります。
しかし、小さなライブハウスだと厳しいでしょう。
これは、アーティストの知名度や人気度によって選べる会場やできることは、限られるのかなと思います。
事前連絡不要
上記のような問題やトラブルを避けるため車椅子ユーザーは、ライブに行くとき事前連絡が鉄則です。
人によっては、近年のネットでの話題により「車椅子なら事前連絡が当たり前」との風潮がありそうですが、自分がその立場になったら絶対に面倒くさいと思わないという自信がありますか?
中には、子供がいるからベビーカーだから連絡するよと言う声もありそうですね。
でもそれって、自分の子供のためとか周りに色々言われたくないからという心理が、大なり小なりあると思うんです。
つまり子持ちやベビーカーだから連絡できるのは、自分以外の人のためだからです。
しかし車椅子は、自分のために連絡する必要があります。
もちろん事前連絡した方が、スタッフさんも助かるし自分も安全だとは思うので基本は、連絡必須でいいと思います。
しかし心のどこかで、健常者だったらこんな連絡いらなかったし、どうして自分だけ……という心理になることがあります。
モノによっては、車椅子ユーザーは2か月前以上から連絡してくださいなんてこともあるくらいですからね(笑)
こういう思いをオンラインライブは、しなくていいのがメリットになっています。
オンラインライブのデメリット
ここまでは、車椅子ユーザー視点で見るオンラインライブのメリットを語りました。
しかし僅かではあるものの、オンラインライブにもデメリットはあります。
そこでここからは、オンラインライブのデメリットについて語ります。
会場の空気が味わえない
オンラインライブのデメリットは、ライブ会場特有の雰囲気が味わえない所でしょうか。
- 他のお客さんの声が聞こえない(コメントじゃ不十分)
- 熱気が伝わってこない
オンラインライブだと自宅なので、ちょっと盛り上がりに欠ける部分がありますね(笑)
グッズがリアルタイムで買えない
ライブの楽しみの一つと言えば、グッズ販売です。
コロナ過では、会場での物販ができなくなってしまいましたね。
まあ事前に買っておけば、ライブ当日に活用できるけどライブ当日に買うと、届くのが後になってしまうんですよね。
(だいたい1ヶ月~2ヶ月後)
結論
今回は、オンラインライブのメリットとデメリットについて話しました。
一個人の感想を言うとオンラインライブは…大いにアリです!
なので今は、人数制限をして通常のライブをしてるところもあるけど今後は、オンラインか通常ライブか選べるようになればいいなと密かに思っています。
そうすれば主催側も儲かるだろうし、winーwinだと思うんですけどね(笑)
今回の内容は以上です。
しがない車椅子ユーザーの戯言に付き合っていただき、ありがとうございました。
★shogo★